バンダイナムコアクセラレーター2019のデモデイの様子を記事にしていだきました。
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2017年9月12日
この記事では、花の香り演出で代表的なバラ(ローズ)の演出事例や香りの特徴などを、詳しく解説していきます。
これまでたくさんの「花」の香りを作って香り空間プロデュースしてきました。というのも、何の花かによって匂いがまったく違うからです。
お客様からご希望いただく多くは、バラ(ローズ)の香りです。
次に、桜や梅の香り。ハナミズキやキンモクセイの香りも空間演出したことがありました。
そのほかもっと抽象的なイメージで、ブーケ・花束・花畑など、たくさんの花の集まりを感じさせるような香りをご提案することもあります。
「花」と言えば代表的なバラ(ローズ)は、アロマの世界でも「花精油の王」と呼ばれているほど、濃厚で甘い花の香りが強いです。
でも実は、バラはどんな種類でも香りが強いわけではなく、天然香料が抽出できるほど香りが強いのは「オールドローズ」と呼ばれる種類です。
花屋さんでよく見かけるのは、品種改良されて形がきれいに整った、鑑賞用モダンローズです。ウェディングブーケなどに使われるバラもモダンローズ。
バラの香り(オールドローズの香り)は、意外と男性にもよく好まれます。
しかし、バラのすばらしい甘い香りも、あまりにも強くわざとらしく長時間続くと(柔軟剤のように)誰でも気分が悪くなったり頭が痛くなったりしますね。
このように、単体でもしっかりと存在感がある香りを演出に使う場合は以下の2つの点に注意します。
香り演出に使うローズ香料は、天然アロマ(精油)だけではイメージが追いつかない場合があります。
バラは色がとても豊富です。色のイメージによって、それぞれ少しずつ香りも違うと思いませんか?
ウェディングブーケにも使われる白のバラは高尚で清楚な雰囲気があるし、ピンクは可憐なイメージ、真紅のバラは大人ラグジュアリーなイメージがしますね!
昨年おこなったバラの香りの演出事例として、【アーティストの楽曲に合わせたバラの香り】がありました。
大人な男女が恋に落ち、バラ色に映る毎日……というアッパーな楽曲でしたが、この時のバラの香りは、楽しくて心踊りだしそうな、濃淡入り混ざったピンク色のイメージ。
恋に落ちたばかり、大好きな人のことを思うと本当に毎日バラ色に思えてきますよね!でも10代~20代の幼い恋ではなく30代以上の大人の恋をイメージしたところがポイントです^^
このような香りの微調整は、天然アロマ香料のみでは不可能なのですが……人工香料を使ってわざとらしい匂いにならないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。
実は今まで門外不出の企業秘密だったのですが、ここでバラしちゃいます^^
香りを作成する最終段階で、バラ(ローズ)のフローラルウォーター(芳香蒸留水)を添加するのです。
フローラルウォーターを抽出するアランビックという蒸留器です。写真は、ローズマリーハーブウォーターを抽出しているところです。
芳香剤や柔軟剤、入浴剤などの市販品にこういったフローラルウォーターを添加することは、コストが掛かりすぎて不可能です。一部の化粧品(しかも高価なもの)に入っている程度です。
オーダーメイドの香り演出をしている弊社Scenery Scent(シーナリーセント)だからこそ、芳香剤のようなわざとらしい匂いにならず、あたかも本物のバラがそこにあるかのようなリアリティを出すことができるのです。
バラの香り演出についてのお話だけで長くなってしまいましたので、そのほかの花の香り演出事例は、次回に詳しく解説したいと思います。
香り空間プロデュースScenery Scent(シーナリーセント)
〒541-0042 大阪市中央区今橋2-3-16MID今橋ビル1F
Mail:infodesk@sceneryscent.com
TEL:06-6202-8022