香りが生み出す没入感──竹島宏様コンサート「夢の世界」へ香りでご案内
2025年4月10日、大阪・新歌舞伎座にて開催されたコンサート「竹島宏~夢の世界へお連れします~」において、香り演出をご導入いただきました。演出の裏テーマは“フレグランスコンサート”。視覚と聴覚に加えて「香り」を用いた、より夢見心地な没入感を提供する試みとなりました。
今回の香り演出は、あえて事前に告知せず、観客の皆さまにサプライズとしてご体感いただく演出設計でした。コンサートの冒頭、竹島様が歌https://note.com/sceneryscent2025唱された薔薇をテーマにしたセットリストに合わせ、会場全体にふんわりと薔薇の香りが広がった瞬間、客席には静かな驚きと感動の気配が漂いました。香りが場面の情緒を深めるとともに、心を解きほぐす空気感を生み出し、まるで“夢の世界へ誘われる”ような没入感を演出。会場が香りに包まれた後のMCでは、竹島様ご本人より「実は今回の裏テーマは“フレグランスコンサート”でした」との発表があり、香りの意味や意図が明かされる構成は、大変印象的な演出となりました。
今回使用した香りは、薔薇、桜、金木犀の3種類。楽曲構成の季節感やイメージに合わせて香りを切り替えることで、1曲ごとに異なる世界観を表現。春の情景を思わせる桜の香りや、ノスタルジックな情感を誘う金木犀の香りが、それぞれの楽曲と相まって、視覚・聴覚だけでは得られない情緒的な深みを与えました。
新歌舞伎座は3階席まである約1,500名収容の劇場。香りが均一に行き届くかという懸念を払拭するため、今回はScentMachineを2台、香りを自由に切り替えられる分配器を2台、ノズルは6カ所に設置し、香りの方向性や拡がりを綿密にコントロールしました。香料の粒子が劇場空間に自然に広がるように設計し、香りが強すぎたり、特定の席に偏ったりしないように調整しています。
これにより、1階席から3階席まで、どの座席でも適切な強さで香りを体感していただける環境を実現しました。実際、劇場制作ご担当者様からは以下のようなご感想をいただいております。
「今から20年以上前、難波にあった旧・新歌舞伎座で香り演出を取り入れたことがありました。あの頃は香水を手動で噴霧し、扇風機で客席へ送るという原始的な手法でしたが、今回はまったく違う完成度。薔薇、桜、金木犀と香りが自在に変化し、特に2階・3階の席で香りがちょうど良い強さで薫っていました。今回の演出は、お客様が後日“実は香りがすごく良かった”と語ってくださるような、粋なサプライズになったのではないでしょうか。」
香り演出は「ただ香りがする」というだけのものではありません。ステージ上の演出やMCとの連動により、香りそのものが一つの演出装置として観客の体験を変える力を持ちます。今回のように「裏テーマ」や「MCとのリンク」を仕込むことで、香りが演出に溶け込み、観客の記憶に残る体験として定着していくのです。
また、今回のように事前告知をせず、香りの登場を“観客だけの特別体験”とすることで、SNSなどでの話題喚起にもつながります。「あのコンサート、実は香りがすごかった」と語られる体験価値は、集客面やブランド価値の向上にも貢献し得ます。
弊社【SceneryScent】では、会場の構造や演出プランに応じて、香りの種類、噴霧のタイミング、香りの拡散経路をすべてカスタマイズしてご提案しております。香りは無形でありながら、人の記憶と感情に最も深く働きかける“空気のデザイン”です。演出に込められた想いやテーマを、香りで体現することで、より深く心に残るステージを創り出すことが可能になります。
今回の竹島宏さんのコンサートでは、アーティスト、制作チーム、劇場、そして弊社が一体となって「夢の世界へお連れする」香りの旅を演出いたしました。香りを使った演出にご関心をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。