香り演出機器Scent Machine(セントマシン)AN1000-1開発秘話
2019年1月6日
[活動報告]
2017年2月8日
小1の息子はまだ甘えんぼな歳で、たまに私が仕事で遅くなったとき、朝私が脱いでいった、私のパジャマを抱えて眠りにつくようです。
大人でも、誰かの”匂い”が恋しいときもありますね。
いま会いたい人
会えない人
もう永遠に会えない人
声も、顔も、会いたいと思ったらいつでもテレビ電話ができる時代。
SNSで、いつでも近況を知ることができる時代。
プロジェクションマッピングやVR、映像技術を駆使して仮想現実が身近になった時代。
もうすぐ触覚が体験できるホログラムも出るそうです。
それでも、会いたい人に会えなくて寂しく感じるのは、どうしてでしょうか。
それは”匂い”が感じられないからです。
体温やぬくもりのリアル感なら、代用が効くはずです。
でもかけがえないその人の”匂い”だけは、絶対に代用できない。
フランスのとある小さな会社が、ヘッドスペース法という技術を駆使して、ヒトの体臭を香水にするサービスをはじめたというニュースを2年ほど前に見ました。
「匂いや香りは化学物質であり、揮発するもの」
という香りの特性を考えれば、不可能なことではありません。
もっと汎用性が高くなれば、さまざまに活用できる画期的なものになるでしょうね。楽しみです。
匂いや香りは、数百以上の化学物質の集まりです。
その集まりが偶然か必然か、この世にひとつしかないオンリーワンの匂いを作り出しているのです。
そして、そのオンリーワンが量産されたら・・・
自分だけのオンリーワンバーチャルリアリティを体験できますね。
どういうことかというと、芸能人プロデュースの香水や、アニメキャラクターの香水です。
今やアスリートもたくさん香水をプロデュースしてますし、「オトナ女子」向けですが、アニメキャラのリバイバル商品として香水が発売されたりしています。
こちらは美少女戦士セーラームーンのリバイバル香水☆(C)武内直子 PNP 東映アニメーション
こちらは、魔法の天使クリィミーマミのリバイバル香水☆(C)ぴえろ
私はクリィミーマミ世代なので、もうオトナ女子にも入らないかもしれませんが^^;
うんうん、とうなづける、どちらも甘ずっぱい少女のイメージの香りです。
もう少し経てば、プリキュア香水やアイカツ香水なども出てくるでしょうね。
少女向け香水だけでなく、それこそもう少し体臭のリアル感を持たせることができれば、2次元彼氏彼女の”匂い”が店頭に並ぶことになります。VRヘッドセットにそれぞれのキャラの香りがセットされた恋愛ゲームなども、もうそのうち出そうです。
”匂い”や”香り”で、バーチャルリアリティはバーチャルを超えるのか。
”匂い”や”香り”は、寂しさを解消できるのか。
嗅覚研究は、まだまだこれから発展していく分野ですね。
香癒庵も一緒に進んでいきたいと思います。
アロマ空間プロデュース香癒庵代表 kanae