2月16日 ”推し”の匂いに包まれる体験!Virtual Fragrance®資料ダウンロード
2021年2月17日
[お知らせ]
2016年9月4日
音楽を聴くと色が見えたり、風景を見て音が聞こえたり、匂いを嗅いで感触を思い出したり。
ヒトの五感のうちのひとつの刺激を受けて、他の感覚器まで刺激されることを共感覚といいます。
たまに、香りってどうやって作るの?と聞かれることがあります。
実は私は、香りを創れるようになるまでの訓練は自己流なのですが、音楽を作るアーティストの友人にお願いして手伝いをしてもらっていました。
・友人が作曲した楽曲を借りて、その“音”に合った香りを創る
・そして、できた香りのサンプルを2、3友人に持って行って、イメージのすり合わせをする
・ディテールを修正する…
というような訓練を何度か繰り返し手伝ってもらって今に至っています。
私は、正確には音楽を聴いて匂いがするという共感覚の持ち主ではありません。
どちらかというと、音楽を聴くと風景が見える共感覚が優れているのかもしれません。
そこに見えた風景や情景から、香りを組み立てていきます。
だから、単純な色の情報やモノから連想して香りを作るよりも、音楽を聴くほうが得意かもしれません。
そして共感覚は、音を聴いて色が見えても、色を見て音は聞こえてくるということはないそうです。
つまり反対はない。
私も香りを作れるからといって、匂いを嗅いですぐにパッと風景が思い浮かぶということはありません。
私の母に聞くと、数字に色が見えるそうです。
共感覚は、誰もが持っているわけではないと大学の授業で聞いたことを覚えています。
共感覚を持っていてもいなくても、香り作りは訓練次第。
頭の中の記憶と、綿密な計算の賜物です。
アロマ空間デザイナーkanae